小笠原諸島では、3つやりたいことがありました。
その3~戦跡を巡る。


映画「硫黄島からの手紙」をご覧になった方も多いと思います。
2万人以上の命が失われた、太平洋戦争末期の激戦地「硫黄島」。
その硫黄島も小笠原村の一部です。
・・・ということで父島にも、当時の戦争遺構がたくさんあります。

そこで「戦跡ガイド 板長」に参加させていただきました。
案内してくれたのは、ひげが素敵な田中善八さん。
元々料理人をやっていたことから「板長」と呼ばれたのが定着されたそうです。



父島の山には、いたるところに穴が掘られています。
その洞窟を、懐中電灯を頼りに探っていくと・・・
当時の機関砲や大砲がそのままに眠っています。

トーチカからのぞく大砲。
彼は、まだここで敵が来るのを待ち構えています・・・


道中、いたるところに、当時使用していたであろう瓶や湯呑みが・・・
旧日本陸軍の象徴である星のマークがついています。
今から80年程前・・・ここには間違いなく兵士たちが駐屯し、食事をしながら、
本土を守るために最前線で戦闘に備えていた・・・
それは、教科書では知ることのできない、重さを持った事実として、静かにそこに佇んでいました。
小笠原諸島の自然も食事も素晴らしいですが、自分にとっては「歴史」で
学んだものを「事実」として捉えなおすことができたのは大変貴重な経験でした。
もう10年以上前の事なのですが、今も写真を見ると、洞窟の静けさや、
機関銃の冷やかさや、駐屯地の何とも言えない虚無感を思い出します。
板長・・・お元気ですか?
~その5に続く~
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